ポイント1 言いたいことをずばり書く!

私の出す学級通信(※見本の学級通信は3年生担任時のもの)は、学級づくり(学級指導)を目的にしています。以前、学級通信を出していなかった時期もあり、そのころは学活の時間や帰りの会などで自分の意見をよく話していましたが、本当に伝わっているのか疑問を感じることも多くありました。学級通信は、その補助としては最適な手段だと思います。

内容は、クラスの現状を見て担任として感じていること、思いをずばりと書くようにしています。しかも、なるべく具体的に、言いたいことの元になったエピソードを実名を入れて書きます。特に、生徒が良いことをしたら必ず次の日の通信に載せます。また、悪い行いを正したいときにも、なるべく良い行いをした生徒の話を引き合いに出します。

それから大切なのが「Iメッセージ」です。これは「担任の私はこうして欲しいのだ」とか、「担任の私はこれがうれしかった」といったメッセージのことです。そのほかにも、長い文章を読むのが苦手な生徒のために、ポイントとなる部分にアンダーラインを引いて目立たせるなどの工夫を凝らしています。

ポイント2 生徒の声を載せる!

私の学校では「生活ノート」というノートを毎日生徒が提出するようになっています。これは、帰りの会で生徒が明日の連絡事項を記入し、家で授業の準備をするのに利用するだけでなく、その日の日記を書き加えて、担任に見てもらうといった役割もあります。簡単に言うと連絡帳でしょうか。

ここに書かれる生徒の日記は話題の宝庫です。特に行事のころには、それについての前向きな言葉がたくさん書かれています。これを取り扱わない手はありません。どの生徒も、友達の言葉には敏感です。私は、日記を掲載する場合は、生徒の名前は載せずにイニシャルを表記するだけにしていますが、通信が配られるとすぐにそこに目がいき「あ、これはきっと○○ちゃんのだ!」と声が上がるほどです。載せられた言葉を書いた生徒も、後になってそっと私のところに寄ってきて、「私の載せたでしょ!」と恥ずかしがりつつうれしそうな表情を見せます。

ほかにも、道徳の時間に書いた感想や、アンケートに書かせた意見なども、必ず載せるようにしています。パソコンで打ち直すよりも、生徒の直筆をコピーして載せた方が効果は高いです。

ポイント3 時には良い言葉・記事の引用を!

いつも担任自身の考えばかりを掲載すると、一般性がないと感じられたり、説得力がないと思われることがあります。そんなときこそ、他人の話を引用することで、担任自身の意見を後押ししてもらいましょう。私がよく使うのは詩です。入学式やクラス対抗行事など、大切なところで生徒の気持ちを高めるために掲載することが多いです。ほかにも読んだ本で感動した話やインターネットで見つけた面白いトピックなどを日ごろからストックしておいて、時機を見て使っています。

ただ、詩や記事などは他人の著作物ですから、引用する際には注意が必要です。最低限必ず出典は示すようにしてください。また、基本的には掲載にあたって著者に許可をとらなければなりません。著作物の教育利用について誤った認識をされている方がいらっしゃいますが、著者の許可なく著作物が使えるのは、授業内で使用する場合のみに限られています。ちなみに私は、学級通信を学活の時間の資料としています。

ポイント4 保存してもらう工夫

通信は、不定期ながらも週に1回か2回発行しています。負担なく発行するには、A4サイズがお勧めです。形式もあまり気にしないことです。このペースで発行した場合、年間にすると60~80号くらいになるでしょう。これを配られた家庭では、どのように保管してくれているのでしょうか。できればファイルにして残してもらえると、ありがたいですよね。そこで私は1号1号の通信を作る際に次のような配慮をしています。まず、紙の余白ですが、左に25㎜とっています。これは100号近くをファイルしても十分にパラパラとめくって本文全体が読める綴じしろとなります。また、そこの余白部分にパンチで2つ穴を開けて配ることで、保護者が手間をかけずにファイリングできるよう工夫しています。