学校防災関連情報―コンテンツ3 学校・教室でできる「節電」のアイデア
先の震災で、福島第一原子力発電所が破壊されたことを受け、関東地方の広い地域で電力不足が生じ、「節電」が呼びかけられています。もちろん、「節電」は学校も例外ではありません。教育活動に大きな支障が出ない範囲で、どのように「節電」をしたら良いのか、学校で取り組めるアイデアをまとめてみました。大切なのは、教職員が「節電しよう」という姿勢を子どもたちに示し、学校全体の「省エネ」の気運を高めることです。
学校・教室でできる節電対策
- 《教室》
- 明るさが足りていれば、窓側の照明を消す
- 昼休みは、すべての照明を消す
- テレビ・DVDデッキなどはスタンバイ状態にせず、コンセントから抜いておく
- パソコンは、使わない時はコンセントから抜いておく
- 夏場はエアコンの設定温度を「28度」に設定する
- 冬場はエアコンの設定温度を「20度」に設定する
- エアコンをかけている時は、ドア・窓などをきちんと閉める
- 特別教室などに移動する時は、必ず照明を消す(児童生徒に「責任者」を作る)
- 照明のスイッチの上に「節電」のステッカーを貼る
- 《職員室》
- 明るさが足りていれば、窓側の照明を消す
- 昼休みは、すべての照明を消す
- テレビ・DVDデッキなどはスタンバイ状態にせず、コンセントから抜いておく
- 授業に行く時は、必ずパソコンの電源を落とし、コンセントから抜いておく
- 夏場はエアコンの設定温度を「28度」に設定する
- 冬場はエアコンの設定温度を「20度」に設定する
- エアコンをかけている時は、ドア・窓などをきちんと閉める
- 全教職員で「クールビズ」「ウォームビズ」な服装を心がける
- 必ず照明を消す(教職員内に「節電担当主任」などを作る)
- プリンターは特に消費電力が大きいので、使用頻度を減らし、ミスプリントを無くす
- 照明のスイッチの上に「節電」のステッカーを貼る
- 《廊下》
- 「授業中は消す」を徹底する(「節電係」を作ったり、当番制にする)
- 照明のスイッチの上に「節電」のステッカーを貼る
- 《特別教室》
- 明るさが足りていれば、窓側の照明を消す
- 機器類は、スタンバイ状態にせず、コンセントから抜いておく
- 夏場はエアコンの設定温度を「28度」に設定する
- 冬場はエアコンの設定温度を「20度」に設定する
- エアコンをかけている時は、ドア・窓などをきちんと閉める
- パソコン教室のパソコンは、すべてコンセントから抜いておく
- クラス全員がパソコンを使うような活動は、極力避ける
- 授業が終わった後は、必ず照明を消す(児童生徒に「責任者」を作る)
- 照明のスイッチの上に「節電」のステッカーを貼る
- 《体育館》
- ステージ上など、普段使わない照明は消す(児童生徒が間違ってつけないように措置)
- 外光が十分に入る時は、つける照明の数を減らす
- 全校集会などは、可能な限り校庭で行う。体育館で行う時は、ステージ以外の照明を落とす
- 照明のスイッチの上に「節電」のステッカーを貼る(特にトイレは忘れがちなので、注意を促す)
- 《児童生徒への意識啓発》
- 学級に「節電係」「省エネ係」などを作る
- 「節電トライアル」(節電を一つするごとに、スタンプを押せる)などの活動を行う
- 「節電アイデア」を児童生徒たちに出させる
- 電力使用量の月次推移などを張り出す
- 算数で「節電」をテーマにした計算問題などを出す
- 理科で省エネにかかわる実験(LEDの利用など)を行う
- 図工・美術で、節電ポスターなどを作らせる
上に挙げたのは、学校でできる節電の例にすぎません。これ以外にも、「こんなアイデアがある!」という方がいたら、ぜひご提案ください。随時、リストを更新していきます。皆さんの力で日本中の学校を「省エネ」にしていきましょう!
学校でできる節電アイデア 連絡先